産み控えの要因と解消
2002年に行われた株式会社博報堂のプロジェクトチーム
BaBU(Baby Business Project)による
「少子化」に関する実態を探るための緊急アンケートの状況から
20年も経過し、効果のある政策のないまま、
少子化は爆走中。
【もう一人産もうと思うために必要なこと TOP10】
1、経済面での負担軽減・補助 60.2%
2、収入アップ 60.2%
3、保育サービスの低価格化 55.2%
4、自分が病気の時などに、一時的に子供を預けられる施設や環境 45.6%
5、働いているかどうかに関わらず、子供を定期的に預けられる制度 43.6%
6、子育てと両立できる職場制度の充実(育児休業制度や短縮制度など) 41.7%
7、子育て中の女性に対する職場・社会の精神的な理解の推進 41.3%
8、欧米のように、子育てに対して社会全体がもっとやさしくなれば 39.8%
9、住居の充実 39.0%
10、必ず保育園に入れる制度(待機児童ゼロ)38.2%
(アンケート期間2002年2月9日~12日、対象:BaBUのモニターである母親)
、、、お気付きかもしれませんが、
あたかも母親一人で育てているかのようなワンオペ育児の悲鳴のようでもあります。
少子化問題を真に解消するには、
まさに「ワンオペでも育児可能な環境なら産もう」と思えるし、
「本当は二人くらい産みたい」と思う女性たちが実行(出産)できる。はず。
あとは、必ずしも結婚(法律婚)しなくても、ひとりでも、
産みたい人が産みたい人数産んで、前向きに育てられるような社会の「まなざし」次第でしょう。
「産ませてもらえない」「今は安心して産めない」女性のために、
緊急避難的な卵子凍結保存事業を通じて、クライアントの多くが凍結卵子を使用するタイミングに至り、
予想通り、老化精子に悩まされるケースが後を断ちません。