一日一捨
多忙な30代の勤労女性の皆さん。
汚部屋(衛生面というより、物が溢れている感じ)の住人だった私から、
「あの時、知っていれば!」と思うことをご紹介します。
いや、正確には、知っていたけど、できなかったこと。に近いです。
それほどまでに、ヒトって変わることが難しい生き物だと感じています。
当時の私は、過労や精神疲労を埋め合わせるために、
手頃な消耗品などをお得なつもりでオンラインショップで定期購入して、
うっかり大量のストックが溢れたり、
収納に見合わない量の服や季節を選ぶ道具が出番待ち。
平日に、よく使う物たちがソファの上やダイニングテーブルの上に、
帰宅後、「ちょいおき」のつもりが、翌朝そこから出勤。
リップクリームやハンカチは、いくつもバッグから登場。
そういった物で、日常生活が圧迫されている中で眠るだけの部屋。
「おうちの収納に入らない物を持たない」という鉄則を、
「多忙」を免罪符に未使用、不使用品と共に引越しを重ねた結果、
次の引越しまでに開けない段ボールが天袋に居たり、
外では緊張しているし、おうちでも落ち着かず、
癒しがなく、心の風通しも悪かったなあ。と反省しています。
未使用不使用の物が腐らない傷まない物で、厄介でした。
今思えば、難しかったのは、
自分が選んだり、友人が選んだりした思い入れのある物を
「(今の私が)使うかどうか?必要かどうか?」について、
向き合うことから逃げていたことになります。
不要な物の「前向きな手放し方」も知らず、
知ろうともせず。
なんとなく、対人関係にも当てはまる部分があるかもしれません。
ちょうどいい距離感。ちょうどいい物の量。その時の自分が把握できていたら、もっと自分を大切に生きられたかもしれない。当時の自分の「今」をもっと大切にできたかもしれない。
今、自分が感じた違和感を誤魔化さずに、生きられたら。
今の自分が把握できるか?直視することが難しいけれど、
違和感を覚えた瞬間に、逃げないだけでも前進。
いつからでも遅くない。と、言い聞かせて、私ももうすぐ生まれて半世紀!人生折り返してしまってからでも、慌てて取り組んでいます。